一例をご紹介いたします。

「幾度の危機を乗り越えた土佐の城」
高知城 高知市

初代土佐藩主山内一豊とその妻千代が礎を築いた土佐二十四万石の歴史あるお城です。

天守と本丸御殿(懐徳館)の両方を完存しているのは、日本で唯一、高知城だけです。
火災や震災、度重なる水害や太平洋戦争など幾度となく襲ってきた危機を乗り越えて、今なおその姿を残しています。

二の丸では、高知を代表するアイス「アイスクリン」の出店があり、シャーベットのような爽やかな食感で暑い日には特に人気があります。

また、毎年4月上旬には、「花回廊」が開催され、夜の高知城を灯篭の灯りと生け花の華やかな彩りで楽しむことができます。

「月の名所は桂浜」
桂浜 高知市

雄大な太平洋に面している桂浜は、月の名所としても名高くよさこい節にも唄われている景勝地です。

桂浜にある坂本龍馬像の台座を含めた総高は13.5m。毎年4月上旬からの2か月間と、龍馬の誕生日であり命日でもある11月15日を挟んだ約2か月間は龍馬像の横に展望台が設置され、龍馬と同じ目線で太平洋を眺めることができます。

また、自然あふれる環境を活かしながら、遊歩道や公園内設備などは新しく整備され、令和5年10月には13種類のテナントが集結した「海のテラス」がリニューアルオープンしました。
カツオや土佐あかうしなどの地元食材を使ったお料理が楽しめる飲食店をはじめ、ここでしか買えないお土産の品を買うことができます。

付近には、坂本龍馬記念館が立地しており、龍馬について学べるほ屋上展望からは太平洋の水平線を一望することができます。

「ハマスイの愛称で愛され続ける水族館」

桂浜水族館 高知市

いきものを愛する飼育員さん達と優しくて元気いっぱいな館長さんが運営する、昭和6年に開設された歴史ある高知の小さな水族館です。
いきものとお客様との距離が近いことが特徴のひとつです。

X(旧Twitter)の投稿も人気があり、ねとらぼ調査隊が実施したインターネット投票によるアンケートでは、「全国人気水族館ランキング」で見事1位を2年連続で獲得しています。

また、コロナ禍で休館を余儀なくされた期間も毎日いきもの達の姿を発信し、多くの人の心を癒してくれました。

「名も無き草はこの世にないき。人がその名を知らんだけじゃ。まっことようできちゅう!(らんまん 牧野富太郎博士)」

牧野植物園 高知市

約8万ヘクタール余りの広さを持つ植物園です。その広さと3,000種類もの植物達に出会うために、季節が変わると再び来園される方もいらっしゃるほどです。

朝ドラ「らんまん」のモデルとなった牧野富太郎博士は、その生涯をかけて約1,500種類の新種を発見しました。博士の強い情熱や真っ直ぐな信念を形にした植物園では博士のあしあとをじっくりと辿ることができます。

また、温室では熱帯さながらの環境が再現されており、国内外から集めた貴重な植物や色鮮やかな熱帯花木、熱帯果樹など一年を通してお楽しみいただけます。

園内には、レストランもありますのでお時間に余裕をもってお越しになられることがおすすめです。

「花桃、桜、菜の花が咲き誇る桃源郷」

                                                      西川花公園 香南市

お花見シーズンには花桃、桜、菜の花が見頃を迎え、美しい色合いの花たちが咲き誇る姿を見ることができます。

この公園は、西川地区住民の有志の方々が大切に育ててきたもので、50万本の菜の花と600本以上の花桃、桜が山一面に広がっています。

公園内にはテーブル付きのベンチがありますので、春らんまんな花々を眺めながらお食事を楽しめます。

また、花々に囲まれた遊歩道はとっておきのフォトスポットですので、鮮やかな風景をぜひお写真に残してみてください。

「モネの庭を名乗ることを許された世界で唯一の庭園」

北川村モネの庭マルモッタン

フランスの印象派の画家であったモネは、生涯の半分を庭とアトリエのある邸宅で過ごし、創作以外の時間を庭仕事に充てていたといいます。

そうしたクロード・モネの想いを高知の自然の中で再現したのが「北川村モネの庭マルモッタン」で、2000年4月に高知県の小さな村に世界で2つ目の「モネの庭」が開園しました。

四季折々の美しい景観を楽しむことができ、青い睡蓮は例年6月下旬頃から11月初旬頃まで愛でることができます。
また、幸せを運ぶ青いハチ「ブルービー」(ナミルリモンハナバチ)は夏頃に飛び始めます。

絵画の世界から飛び出してきたような景色をご覧になってみませんか?

「日本のスイス」

四国カルスト 津野町

高知県と愛媛県の県境に位置する四国カルストは、日本三大カルストの1つです。
カルスト地形としては日本で最も標高が高く、澄み渡った青い空と綺麗な空気を全身で感じられます。
また夏場でも冷涼な気候で、時には肌寒さを感じることがあるほどです。

牧草地には、石灰岩が露出した特徴的な風景が広がり、緑と白のコントラストがよく映え、晴れた日には周囲に広がる四国山地を眺めることができます。

「日本のスイス」と称される四国カルストでは、放牧されている牛がのんびりと過ごしている姿も見られ、美しい大自然のパノラマは心も体も癒やしてくれます。